過去2回の記事では、中学校の通知表や内申点が「どのような仕組みでつけられているのか」、そして「なぜ分かりにくく感じやすいのか」について整理してきました。
仕組みを知ることで、「内申点はテストの点数だけで決まるものではない」ということは、ある程度見えてきたのではないかと思います。
では、その評価の仕組みを踏まえたうえで、日々の学校生活の中で、どんな点を意識すればよいのか。そして、実際にそれは本当に評価につながるのか。
この記事では、一般的に言われる「内申点アップのテクニック」を整理したうえで、それらを特別に意識していなかった我が家の“のほほん娘”の実体験も紹介します。
「これをやれば必ず評価が上がる」という話ではありませんが、お子さんの学校生活を見直すヒントとして、参考になる部分があればうれしいです。
内申点アップの“テクニック”を集めてみた
内申点について調べると、「評価につながりやすい」と言われているポイントをよく目にします。
そこで、ここでは、内申点アップについて一般的によく言われているポイントを整理してみました。
① 定期テストは“満点”より“前回より少し上”を意識
内申点は順位評価ではなく、到達度評価・積み重ね評価です。
- 前回より理解が進んでいる
- 授業内容をきちんと身につけている
こうした点が見られます。
必ずしも高得点である必要はなく、平均点+αを安定して取ることが評価につながる場合もあります。
②提出物は「内容」より「出し方」
提出物は、内申点の中でも比較的コントロールしやすい要素です。
- 期限を守る
- 空欄を作らない
- 指示された直しは反映する
字がきれいかどうかよりも、「きちんとやろうとしている姿勢」が見られます。
③ 授業中の発言は“数”ではなく“存在感”
毎時間手を挙げる必要はありません。
-
先生の話を聞いている
-
ノートを取っている
-
必要な場面で反応している
こうした姿勢も、授業参加として評価される要素です。
発言が苦手な子ほど、無理に量を増やさない方が続きやすい場合もあります。
④ ノートは「あとから見て分かる」が基準
カラフルさや装飾よりも、
- 日付・単元名がある
- 板書が整理されている
- 間違いを消さずに残している
といった点が重視されることが多いです。
ノート提出がある学校では、テスト以外で評価される貴重な材料になります。
⑤ 実技教科は「得意・不得意」より「取り組み方」
体育・音楽・美術・技術家庭科は、センスや能力だけで決まるわけではありません。
- 授業にきちんと参加している
- 指示を守っている
- 手を抜かず取り組んでいる
こうした姿勢は、評価に反映されやすい部分です。
⑥ 小テスト・確認テストを軽視しない
回数が多い分、積み重なると評価材料になりやすいのが小テスト。
- 毎回満点を狙わなくても
- 合格ラインを安定して取る
直し提出がある場合は、必ず対応しておくと安心です。
⑦ 欠席・遅刻・忘れ物は“態度評価”に影響
学力とは別に、学校生活全体の評価として見られます。
体調不良などは仕方ありませんが、
- 連絡を入れる
- 指摘されたことに対応する
といった姿勢も含めて評価されることがあります。
⑧ 学期末が近づいた時期の行動は意外と重要
内申点は、テスト結果だけで機械的に決まるものではなく、学期全体の印象も含めた総合判断です。
学期末前は特に、
- 提出物
- 授業態度
を丁寧にしておくと、マイナス評価を避けやすくなります。
うちの“のほほん娘”の場合(実体験)
ここからは、一般的に言われているテクニックとは別に、我が家の実体験です。
うちの娘は運動が苦手で、かなり不器用なので、体育や技術・家庭科・美術などの実技教科は、あまり得意ではありません。(音楽は得意)
そのため、競技の記録や作品、成果物の完成度だけを見ると、決して高く評価されるタイプではないと思います。
それでも通知表では、
- 中学1年では体育のみ「4」
- 中学2年では、今のところ全教科「5」
という評価をもらっています。
では、娘は特別なことをしているのかというと、そういうわけではありません。
日頃意識しているのは、次のような点です。
娘が日常的に行っていること
- 筆記テストは高得点を目指す
- 授業中はしっかり発言
- 振り返りシートは丁寧に書く
- 授業の準備や片付けを率先して行う
- 先生の手伝いを求められたら、積極的に引き受ける
一方で、実技そのものについては、
- 飛び抜けて上手というわけではない
- 作品の完成度が特別高いわけでもない
というのが正直なところです。
それでも評価につながっている背景には、実技の結果だけでなく、基本の理解や取り組む姿勢も評価されていることがあるのではないかと感じています。
たとえば、
- 正しい動きや手順を理解しているか
- 授業で説明された内容を踏まえて実践できているか
- ふざけず、真面目に取り組んでいるか
といった点が、「知識・技能」や「主体的に学習に取り組む態度」の評価として反映されているのではないか、と推察しています。
まとめ|内申点アップのヒントとして、使えるところだけ参考に
内申点の評価は、テストの点数だけで決まるものではなく、「何をどのように学んでいるか」を複数の観点から見られている仕組みになっています。
今回まとめたテクニックや、うちの娘の実体験は、「こうすれば必ず評価が上がる」という正解ではありません。
ただ、
- 評価の観点を知った上で行動する
- 成果だけでなく、取り組み方も見られていることを意識する
こうした視点を持つことで、日々の学校生活の中で意識できることは意外と多いのではないでしょうか。
すべてを真似する必要はありません。「これならできそう」「うちの子にも合いそう」
そんな部分だけ、内申点対策のヒントとして拾ってもらえたら嬉しいです。