のほほん娘のガチ塾潜入・奮闘記

のほほん娘が「馬渕教室」で奮闘する、高校受験への険しい道のりの実録

馬渕教室のHクラスは意味がない...だと!?

このブログでは、大阪のガチの進学塾「馬渕教室」へ通われているお子さんを持つ方や、入塾を検討されている方に向けて、娘の実体験や情報収集を通じて知り得た馬渕教室に関する情報を発信しています。

そんな当ブログにアクセスのあった検索キーワードの中に「馬渕 教室 hクラス 意味 ない」というキーワードをよく見かけます。


馬渕教室では、2ヶ月に1度行われる公開テストと呼ばれる模試の偏差値でクラスや席順が決まります。そんな馬渕のクラスには、上から順にSSST・SSS・SS・S・Hがあり、上位2クラスには明確な偏差値基準があり、SS以下のクラスは、SS~Hの中で公開テストの偏差値順に人数調整されてクラス分けされています。

**クラス分けについての詳細はこちらの記事で解説しています。

gachi-juku.hatenablog.com

この馬渕教室の中で1番下のクラスとなるHクラスは意味がないのではないかとお悩みの方が一定数おり、「馬渕 教室 hクラス 意味 ない」というキーワードで情報を探して当ブログにアクセスいただいているものと推察します。

この記事では、そのようなお悩みを持たれている方に向けて、本当にHクラスは意味がないのかについて、私の超個人的な見解を書いています。

 

結論として、個人の状況や目標によってはHクラスでも十分に意味があると私は思います。

 

この記事を読めば、馬渕教室の情報収集に余念のない私ノラみが、Hクラスでも十分に意味があると思う理由がわかります。

ぜひお悩みの方は一意見として参考までに読んでみてください。

 

 

Hクラスでも意味があると思う4つの理由

私がHクラスでも意味があると思う理由は以下の通りです:

  • 入塾できている時点でそこそこ勉強ができる
  • SS~Hクラスは偏差値順に割り振られているだけ
  • 公開テスト対策をすれば上昇余地は十分にある
  • Hクラスでも”良い高校”は目指せる

では、それぞれの理由を細かく解説していきます。

入塾できている時点でそこそこ勉強ができる

馬渕教室は入塾する際のテスト(英・数)で基準を下まわると入塾を断られます。いわゆる「足切り」というやつです。「この子はついてこれない」と判断された子は入塾すらできません。

たとえHクラスだとしても、馬渕は「この子は馬渕の授業についてくるだけの素質がある」と認めている子なのです。自信を持ってください。

SS~Hクラスは偏差値順に割り振られているだけ

馬渕のSS~Hクラスは公開テストの偏差値を基準に人数調整しながらクラス分けされているだけです。また、生徒数の少ない校舎ではS・Hクラスしかなかったり、Sクラスしかない校舎もあったりします。

極端な例になりますが、仮に通っている校舎の同学年の塾生が偶然勉強のできる人ばかり集まっている場合、そこそこできてもHクラスになってしまいます。逆に偏差値50ギリギリの生徒ばかりの校舎だった場合、そこそこレベルでも上のクラスに入れたりするのです。

その程度のクラス分け基準だということです。気にする必要は全くないのです。

公開テスト対策をすれば上昇余地は十分にある

クラス分けの判断材料は2回の公開テストの偏差値平均です。普段の塾での態度や宿題をきちんとしているかどうかなどではありません。(塾長の裁量で決まる部分もあるようなので絶対とは言い切れませんが)

余裕でSSSTなどの上位クラスに入れるような地頭の良い子以外は、上のクラスに行けば行くほど自分で公開テスト対策をしっかりしています。公開テスト対策をしていないのならば偏差値を上げる余地は十分にあります。

Hクラスでも”良い高校”は目指せる

「一番下のクラスだから良い高校に行けない」は間違いです。もちろん偏差値50程度で北野高校に行くんだ!はハッキリ言って無謀です。

“良い高校”の基準は何ですか?受験時に持ちうる能力で行ける高いレベルの高校が、その子にとっての”良い高校”ではないでしょうか?その子にとっての良い高校を、馬渕で学ぶことで一つでも二つでも上位の学校にしていくことが馬渕で学ぶ意義なのではないでしょうか。

北野高校や天王寺高校だけが良い高校ではありません。むしろそこまでのポテンシャルがない子にとって、最上位校は”良い高校”ではないのです。

そういう意味においては、努力次第で可能性はいくらでもあります。一つでも二つでも上のレベルの高校を目指せる力を養っていくのが馬渕の役割なのです。

もちろん馬渕に向いていない子もいる

馬渕教室に入塾できたからといって、必ずしも馬渕が合うわけではありません。むしろ、馬渕向きではない子も大勢います。

  • 忙しすぎて宿題に時間が割けない
  • 成績で競うことのプレッシャーが負担

このような子には馬渕教室は合わない可能性が高いです。

忙しすぎて宿題に時間が割けない

馬渕は宿題が非常に多いです。しかも、単に問題を解いて丸つけをするだけでは意味がありません。間違えた問題の解説を読んでしっかり理解するというというところまでがセットです。これをやらないと、次回の授業のチェックテストで点数が取れずに最長10時半まで居残りということになり負担が増えます。たとえ居残ったとしてもそこで理解が進まないと公開テストで点が取れないという負のループに入ります。

「馬渕に通うだけで自動的に頭が良くなる」は幻想です。
予習動画を見て授業に備える→馬渕の授業で学ぶ→宿題で理解を深める→チェックテストで理解度を確認→公開テスト対策(復習)→公開テストで定着度を確認→間違えた単元を復習 この流れが馬渕のメソッドです。

馬渕の学習プロセス

伸び悩んでいる人はこの「宿題で理解を深める」の部分がやっつけ作業になっている可能性が非常に高いです。下のクラスになればなるほど宿題をやってこない人が増える傾向です。宿題をやらないから成績が伸びずに下のクラスになるとも言えます。そのような状態では馬渕のメソッドでは伸びるもの伸びません。

中学校生活は想像以上に忙しいです。在籍する部活や、委員会活動、通っている中学校によっても課題の多い少ないが異なります。忙しすぎて馬渕の宿題が理解を深めるまでできないのであれば、それは馬渕のメソッドには合わないということになります。

成績で競うことのプレッシャーが負担

公開テストの偏差値でクラスだけでなく席順まで決まる馬渕教室。常に成績を意識させられる環境が心理的に大きなストレスになる子も多くいます。

実際問題、「受験」自体が成績で競うことに他ならないのですが、通塾の段階でそのプレッシャー下に早くから身を置くことになる馬渕教室の環境で精神的にストレスを感じているのであれば、それは馬渕は合わないということになります。

そのような繊細なタイプのお子さんには、他人を気にせず自分のペースで勉強のできる個別指導塾が向いていると思います。

お子さんが参ってしまう前に早急に手を打ってあげてください。

まとめ:「意味がない」は誤解!正しい理解が鍵

馬渕教室のHクラスは一部の方々の間で「意味がない」と評されることがありますが、実際にはその評価は多くの誤解に基づいているように思います。

実際、Hクラスで受講した多くの生徒さんは、成績の向上や志望校への合格という成果を上げており、その成功事例は数多く存在します。


「意味がない」という意見は、必ずしもクラスの質を正確に反映しているわけではなく、生徒の個別のニーズや生活スタイル、性格と合わない場合に生じることがあります。適切な目標とモチベーションを持った生徒にとって、Hクラスは大いに価値があると思います。


最終的には、個々の生徒にとって最適な学びの環境を見つけることが重要です。Hクラスの価値を正しく理解し、自分に合うかどうかを判断することが、成功への鍵となると私は思います。