のほほん娘のガチ塾潜入・奮闘記

のほほん娘が「馬渕教室」で奮闘する、高校受験への険しい道のりの実録

小6のほほん娘、"馬渕教室"の公開テストに挑戦

「北野高校 過去最高 ◯名合格」

「合格者の約10人に9人が馬渕教室生!」

「入会応援特別キャンペーン」


威光訴求や、ベネフィット訴求、限定訴求と、ターゲット層の心理を突いたバナーがひしめく馬渕教室のWEBサイト。

実績の凄さよりも、それら情報の圧に、本当に娘にとってこの判断でいいのだろうか?と一抹の不安を感じながらも、サイトから1月の公開テストを申し込み、その翌日、さっそく馬渕教室から確認の電話がかかってきた。

 

馬渕教室からの電話

WEBで申し込んだこともあり、こちらの情報はある程度あちら様も把握しているので、通うことになる中学校の名前や、入塾希望か、過去に公開テストを受けたことがあるか、現在他塾に通っているかなどを聞かれた程度で、あとはテスト当日の案内と質疑応答といった内容であった。

質疑応答では、この1月は入室*1説明会(&入室テスト)と公開テストが2日並びで開催予定のため、公開テストか入室テストのどちらを受けるか迷っている旨を伝え、どちらのテストでも2月からの入塾に間に合うのか、入室テストと公開テストはどう違うのかを尋ねた。

2月からの入塾に関しては、入室テストは2、3日で結果がでるので無論問題なし。公開テストは結果資料ができあがるまでに2週間程度かかるものの、入塾の可否は5日程でわかるので、結論どちらを受けても間に合うとのことだった。

テストの違いに関しても、今回のテストはいずれも6年全体が範囲なので変わりはない。入室テストは公開テストのような結果資料はなく、入塾の可否を確認するためだけのテストなので、どちらを受けても構わないが、資料を希望するのであれば公開テストを、とのことだった。

それならばと、入塾前提で、順位などの結果資料がもらえる公開テストと、前日の説明会のみに参加させてもらうことにした。

 

公開テストって?

馬渕教室の公開テストは、塾生はもちろん塾生ではない一般学生も受けることができる、年6回実施される馬渕主催のオープン模試。外部生は無料で受けられるので、公開テストだけを何度も受ける人もいるようだ。

テストの難易度について調べてみると、なかなか難しいテストのようで、学校のテストのように簡単に高得点が取れるものではないらしく、入塾するにも一定基準以上の偏差値が必要だそう。

娘の学校の成績からして、さすがに入塾の足切りにはかからないだろうとは思いつつも、模試慣れしていないのでいささか心配になり、娘には「難しいテストらしいから解けない問題があっても気にしないように」と事前に声掛けをしておいた。

 

さすがの説明会

入室説明会当日、10名程度の保護者が一室に集められた。おそらく同学年の保護者であろうと思うが、この時期なのに案外少ないんだなという印象だった。(後にわかったことだが、意識の高いご家庭は皆もっと早い時期から通わせているだけであった。)ちなみに、この説明会の間に子供らは別室で入室テストを受けていたようだ。

説明会では、動画やスライド、紙の資料を用いて教育方針や実績、費用などを説明されたほか、実際にどのような授業が行われるのか英語・数学の模擬授業を体験した。

馬渕教室では、クラス分けはもちろんのこと、席順まで成績で決まる。新入生やクラスの上がった生徒は、最初一番前の席に座ることになるのだが、古参の生徒にとって得体の知れない新参者のいるクラスでは、授業中に前列の生徒のノートに◯を付けることで、後列の生徒に「抜かれるかも」というプレッシャーを与え引き締めるといった、プチ指導テクニック(?)なども教えてくれた。

説明会後は、特に勧誘的なものや引き留めもなく、簡単なアンケートに答えて終了という、非常にあっさりしたものだった。塾側から動かずとも、待っているだけで生徒が集まるという証であろう。ガチ塾、もとい「カチ(勝ち)塾」である。

 

初の公開テスト

説明会の翌日、娘にとって初めての公開テストであり、また校舎に赴くのも本日が初めて。初めて尽くしで大丈夫だろうかという親の心配を他所に、本人は特に不安や緊張は感じていないようで、知ってる子がいたらいいな程度な様子。

校舎までは自転車で10分弱の距離なのだが、あいにく娘は自転車に乗れない。自転車なら楽なのにと思いつつ、道順を教えながら20分かけて一緒に徒歩で向かった。

塾が近づくにつれ、どこからともなくわらわらと童子が集まりだした。皆、公開テストを受けにきた子供達だった。ほとんどの子が子供だけできていたので、おそらく慣れた塾生なのであろう。保護者同伴できていたのはほんの少数だった。

数時間後、無事テストを終え帰宅した娘に手ごたえを聞くと、「できたところもあるし、できなかったところもあった。難しかった。」とのこと。やっぱりネットの情報通り難しかったようだ。何はともあれ、後は結果連絡を待つのみ。

 

それにしても、日曜日の昼間にこんなにたくさんの小学生がテストを受けてるだなんて、おばちゃん知らなんだよ。
娘を含めみんなよー頑張ったね。お疲れさん!

 

*1:馬渕教室では入塾のことを入室という