のほほん娘のガチ塾潜入・奮闘記

のほほん娘が「馬渕教室」で奮闘する、高校受験への険しい道のりの実録

大阪の公立高校入試に「英検2級」が欠かせない…だと…?

1月に馬渕教室の公開テストを受け無事入塾が認められた、卒業間近の小学6年生ののほほん娘。

入塾が決まってから、学校のクラスで馬渕に通う子がいないか独自調査を始めたようだ。


すると、なんとお友達のBちゃんと、C君が入塾することが判明!通塾仲間が見つかり娘も喜んでいた。よかったね。

Bちゃんと言えば、まだ塾探しもしていない頃、英検3級に合格したという話を娘から聞いたことを思い出した。その時は「へー、えらい頑張ってんねんね」などと寝ぼけた感想しか浮かばなかったが、後にこの"英検の意味"を知ることになる。

 

時代の読み違え

AIやchatGPTなどテクノロジーの発達著しい昨今。テクノロジーの発展に伴い、母国語以外の言語をわざわざ習得する必要性は、今後低くなっていくだろうと個人的には思っている。

幼少期から英語を習わせる家庭が多いと聞くが、これからの時代あまり意味がないのではと内心思っていた。

こんなのほ母ではあるが、中学受験や大学受験で、英検を取得していたら入試で優遇されるということは聞き知っていた。だがそれはあくまで「私立」の場合だと、「公立」しか考えていない我が家には無縁のことと勝手に思い込んでいたのだ。

今回娘の塾選びを進める中で、府立高校入試において「英検2級」を持っていることの重要性を思い知った。

私は忘れていた。ここは日本だった。目まぐるしくテクノロジーが発達したとて、いつも時代の潮流に乗れない日本だ。この国にいる限り、受験において英語の重要度はまだまだ下がりゃしないのだ。

時代錯誤は私の方だった。

 

英検2級取得の見逃せないメリット

大阪府の公立高校入試では、国語・数学・英語のテスト問題は、難易度別に、A(基礎的問題)、B(標準的問題)、C(発展的問題)の3種類あり、各高校がどの科目でどの問題を採用するかを選択するシステムとなっている。

文理学科設置校10校を含め、普通科でも上位校はC問題を採用しており、このC問題というのが非常に難しいというのだ。

そのような中で、府立高校入試には、英語科目において英検を含む外部検定テスト結果が考慮(優遇)されるシステムがある。例えば、英検2級を持っていれば、入試における英語の得点が80%(90点満点中72点)保障されるというもの。

難易度の高いC問題採用校で、72点が保障されるというのは非常に大きい。ということから、入試に間に合う中学3年の秋までに、皆こぞって英検2級取得に奔走しているというのである。どうりで皆小さな頃から英語を習わせているわけだ。

しかしながら、ここ数年、C問題の英語は易化傾向にあるようで、英検保障がなくとも点数が取れる現象が見られることや、英検で2025年度に2級と準2級の間に新設級が導入されることなど、受験年度で変化している(変化していく)ことも無視できない。

 

英検2級のパワーを知って

今回、塾選びを進める中で、大阪の府立高校受験において、現時点で英検2級取得が非常にメリットがあるということを知った。と同時に「この現状が、実際娘が受験する年まで続いている保証はどこにもない」ということもわかった。

要は、英検2級取得という小手先の戦法「だけ」に頼ることなく、確実に入試で点数が取れるよう勉学に励めという、至極当たり前のことに気づかされたということだ。

これって結局、英検2級のこと知らんかっても大して変わらんかったってことやん!